人工妊娠中絶と向き合う女性たち

あなたは妊娠したらどうしますか?

 

中絶と向き合う女性たち

2016年7月、東京、武蔵野市のある産婦人科で人工妊娠中絶手術を受けたある女性が、6日後に死亡するという痛ましい事件が起こりました。手術を行ったのが「母体保護法指定医」でないことを知った遺族は、同12月6日、「業務上堕胎容疑」で病院と医師を告発しました。

中絶と死亡との関連は未だに不明ですが、マスコミは「指定医」ではないことばかりを指摘しています。しかし、誰が手術を行っただけではなく、「どのような医療行為、医療技術を行ったのか」を考える必要があるのです。
(一部文章抜粋:現代性教育研究ジャーナル_NO70参考PDF)

日本では中絶を決意し、手術をした女性の心のケアは十分ではありません。リスクを負った女性の傷ついた心と体はどうやってケアされるのでしょうか。また、「安全な中絶」においての選択の自由はあるのでしょうか。

目次

1.日本の「中絶」の現状とは
2.リスクを負うのは女性だけ?
3.心と体のケアが十分でない現実
4.まとめ 
5.リンク集  

 

日本の「中絶」の現状とは

日本の中絶の現状とは、先進医療が進んでいるにもかかわらず、世界水準から見ると全くといっていいほど、時代錯誤ともいえる手術が未だに行われている現実があります。以前、中絶手術では、「眼暗手術」と呼ばれていました。

「めくら」とは何も見えない暗闇の中で手探り手術をすること。それが先進諸国である日本が未だにその手術を続けている現実です。日本で使われている道具は金属製のもので掻爬(そうは)(引っ掻く)し、堕胎するもの。

それにはリスクもあり、内膜を傷つける恐れがあるのが現実。それでは、世界水準の「安全な中絶」とはどんなものなのでしょうか。

世界では、「薬理的中絶」と「外科的中絶」があります。薬理的というのは、薬を使って女性の体を傷つけることなく堕胎できるというもの。外科的手術に於いては、日本と違い中絶に使われる器具も改良され、プラスチック樹脂でできた細いカニューレを用い、内膜を傷つけるリスクがないよう手動、もしくは自動で吸引するというものです。

何故、世界の先進諸国では先進技術が用いられているにも関わらず、日本は未だに「めくら手術」をおこなっているのでしょうか?

リスクが大きいかもしれない手術を何故、今も続けるのか?その手術は本当の意味で女性を助けることになるのでしょうか。女性に優しい医療が行われないのは何故なのか?一方では、産婦人科協会が「安全な中絶」手術を取り入れることを反対している現実があるのかもしれません。

中絶手術は保険適用がないうえ、1件で数十万ほどの財源にもなり得るから。中絶するような女性には、これでいいというような風潮があるからと云わざるを得ない現状だと云えるのではないでしょうか。

これには、「男尊女卑」の考えが未だに蔓延しているという表れなのかもしれません。女性権利は男性と平等だ!と云いながらもフェミニズムの思想の遅れが産婦人科の思想の遅れを助長している面でもあるのです。

 

リスクを負うのは女性だけ?

妊娠中絶のリスクを負うのはいつも、女性だけのような気がするのは私だけでしょうか?夫婦であれば、妊娠しても絶対とは言い切れませんが、中絶という選択肢は少ないのかもしれません。しかし、結婚をしていないカップルや若い世代、不倫・・・。やむにやまれない中絶事情もたくさんあるのも事実。

だけれど、現状の中絶は大きなリスクを伴うものです。男性は精神的、肉体的なリスクを負うことは何もありませんよね。もし、あるのであれば手術費用を捻出するくらい。

しかし、お金で解決できる問題だけではありません。人によっては一度、中絶をしてしまうと二度と妊娠できないことが、実際にはあります。その中でも死亡事故というのも数こそは少ないものの、現実に起こっています。そんな、リスクの大きな手術を女性だけが負わなければならないのは何故?

先進医療がこれだけ世界で「安全な中絶」と云われ、薬理的中絶方法もあるというのに、日本は何故、そこに足を踏み入れ、議論しないのでしょうか。

女性のリスクは度外視されていいのでしょうか。疑問を感じるとともに憤りさえ感じずにはいられません。不平等な「痛み」は女性だけが負わなければならないものなのでしょうか。

 

心と体のケアが十分でない現実

中絶手術をした女性は、堕胎を選択した自分を責め続ける精神的苦痛と手術によって、体が傷つきもう二度と、妊娠することができなくなるかもしれない現実と、向き合っているということです。

女性には母性本能が備わっています。中絶した女性は、自分の赤ちゃんを殺してしまった。と深い後悔の念に苛まれ、ずっと悔やみ続け鬱状態になる女性も多くいるのです。ずっと、そのことを思い続け、精神的にも肉体的にも疲弊してしまい、日常生活を送ることさえも、ままならなくなることもあるのだと・・・。

女性の心とからだのケアをする機関がもう少し増えてほしいものと切に願うばかりです。

 

まとめ

女性活躍なんとかといっても、フェニズム思想の遅れが蔓延している日本では、どうしても「女性蔑視」風潮を拭い去ることができないのが現実でもあります。女性にも「安全な中絶」を選択する自由があって然るべきなのです。

少子化問題で、婦人科も担い手が少ない現実も無視できませんが、先進諸国で女性に配慮した医療がなされないほうが世界から見ても情けないと云わざるを得ないということ。

インターネットが当たり前の世の中で、様々な情報を知ることができるのに、厚生省は中絶医療に関してだけは、選択の自由を与えない情報しか開示していません。こんな状況だからこそ、女性はもっと声をあげるべきなのかもしれません。

 

リンク集

人工妊娠中絶に関する情報サイトです。参考にしてくださいね。

Woman on web
薬理的中絶のサイトです。実際に、中絶した女性たちの話が掲載されています。

NPO法人 女性医療ネットワーク 
女性外来をしている女性医師たちが運営しているサイトです。子宮頸がん、ワクチン情報も掲載されています。

現代性教育研究ジャーナル
人工妊娠中絶においての詳しい情報が掲載されています。

IWAC
女性の健康と安全でない中絶に関する国際会議

よりそいホットライン
DV、性被害に苦しんでいる人の相談も無料で受付ています。

 

 

人工妊娠中絶に関して、吸引法を取り入れているクリニックは全国に少ない数ですけど確実にあります。MVAと検索すると、出てきますので、参考にしてみてくださいね。

 

こころのホットライン予約はこちら

 

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